脳科学が明らかにしたリバウンドを繰り返さない4つの方法
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ダイエットしているのに太り続ける「 リバウンド 」
ダイエットするたびに3kgくらいは落とせるんだけど、すぐに元に戻ってしまう。さらには体重が増えてしまう…なんて経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
体重を落とすこと自体はとても簡単(!?)。食べなければ良いだけです。難しいのはその体重を維持することです。
多くの人は一旦痩せたとしても、しばらくするとまた食べてしまい、体重が戻ってしまいます。それだけでなく、リバウンドにより元の体重よりもやや重くなってしまいます。
これを繰り返していると体重は徐々に右肩上がりに増え続けてしまいます。つまり、ダイエットするたびに太ってしまうのです。
リバウンドしてしまう3つの理由
なぜ痩せようとしているにも関わらず、リバウンドしてしまうのでしょうか? 理由は3つあります。
ダイエット前の生活に戻してしまう
まず第1に、目標となる体重に達したところで心理的に安心してしまいダイエット前と同じ生活をしてしまうためです。
もともと太っているということは食生活や運動不足が元なので、食べる量を戻せば再び太り始めてしまいます。
筋肉が減り消費カロリーがダイエット前より減ってしまう
もう1つはダイエットにより筋肉量が減ってしまうことです。
人間の基礎代謝の6割は筋肉によるものです。筋肉が減ると日常の消費カロリーが減ってしまい、同じ食事量でもダイエット前より太りやすくなるのです。
意思の力に頼りすぎる
3つ目の理由は「意思の力に頼りすぎるため」です。
ダイエットで大切なのはその瞬間の体重ではありません。目標とする体重を維持することがダイエットです。リバウンドしないために最も大事なことは、ダイエットを続けることです。
そのために「がんばる!」とか「絶対達成する!」と力んでしまうのは失敗の元です。悲しいことに、人の意思の力は全くあてにならないからです。
ダイエットを成功させるためは習慣化させる
ではどうしたらいいのか? それは習慣にしてしまうことです。習慣にするのは「食事を減らす」「間食を減らす」「運動をする」の3つです。
ここで「運動を習慣にできてたら苦労しない!」という声が聞こえてきそうなので、まずは間食を減らすことでダイエットをしてみましょう。間食はみなさんが考えている以上にカロリーとなっていますので、これをまず減らす習慣を身につけます。
単に減らすといってもなかなか難しいですよね。そこで、脳科学が明らかにした間食を減らすテクニックを公開します。
科学的に間食を減らす4つの方法
お菓子は単においしいというだけでなく、ストレス解消や仕事へのモチベーションにもなっています。だから、無理に食べないようにしてはいけません。
近年の脳科学や心理学の研究では、習慣化してしまった間食を減らす方法が、科学的に解明されています。その方法を紹介しましょう。
方法1:お菓子を禁止しない
私たちの脳は「ダメ」と言われるとよけいに意識してしまうクセがあることが脳科学の研究で分かっています。ですので、「食べない」というのではなく「後で食べよう」と考えるとその場をしのぐことができるのです。
方法2:食べる分量を決めておく
ポテチの袋を開けるとカラになるまで食べてしまい、最後に後悔する。そんな経験は誰にもあると思います。コツは食べる分だけを小分けしておき、残りは見えないところにしまっておくことです。
方法3:質の高いものに変える
高級なお菓子はもったいないからたくさん食べづらいということと、少量でも満足感が得られやすい特徴があります。というのも、チープなお菓子は原材料がほとんど糖質であることが多いからです。
方法4:お菓子以外のもので代用する
お菓子以外にも間食を満たすための食べ物は数多くあります。例えばナッツやヨーグルト、サラダチキンといった高タンパクで低脂肪の食品などです。
また、おやつ代用型のダイエットスナックであれば、美味しく栄養バランスを保ちながら空腹感を満たすことができます。かつて「豆乳クッキーダイエット」が流行りましたが、豆乳クッキーダイエットを開発した健康コーポレーション(最近はライザップで有名ですね)が新たに大豆を使ったダイエットスナック「ソイスリム」を発売し注目を集めています。
こうした代用型のお菓子を食べることで、賢く間食をコントロールしていきましょう。
以上のようなテクニックを使って、まずは間食したい気持ちをうまく騙すことを習慣化していきましょう。その次に、運動を習慣化できればダイエット成功は目前です。
運動の習慣化についてはまた改めて書きたいと思います。